| 時期 | 庭園・公園の開園時間 |
|---|---|
| 高シーズン(4〜10月) | 7:00〜20:30(最終入場19:00) |
| 低シーズン(11〜3月) | 8:00〜18:00(一部の木立は閉まる) |
庭園と公園は、宮殿の休館日の月曜も開いています。歩く人と自転車は無料で入れます。7月14日と、夜の噴水ショーがある土曜は、庭園が17:30に閉まります。
| 名称 | 内容 | 開催日の目安 |
|---|---|---|
| グラン・ゾー・ミュジカル(噴水ショー) | 噴水が音楽に合わせて動く | 4月〜10月の土日(火曜は5〜6月の一部) |
| ミュジカル・ガーデン | 木立で音楽が流れる。噴水は動かない | 4月〜10月の火〜金 |
| 夜の噴水ショー | 夜の噴水と花火 | 夏の土曜の夜。パスポート券には含まれず別料金 |
日程は毎年、公式サイトで公表されます。この表は、シーズンの目安として使い、行く日が決まったら公式の日程で確認してください。
庭園の始まりは、ルイ13世の時代の1630年代です。館の西側に、シンプルな庭が造られました。ルイ14世が1661年に拡張を始めると、ル・ノートルが、東西の軸を、見渡せる限りどこまでも延ばすように、庭を広げました。庭は、ル・ノートル、ル・ブラン、コルベール、そしてルイ14世自身の共同作業とされます。
1664年5月には、庭園の完成を披露する「魔法の島の悦楽」という1週間の祝宴が開かれました。ところが、招かれた客を泊める場所が足りず、多くが馬車で寝たとされます。ルイ14世はここで、宮殿と庭園の両方をさらに広げる決心をしたと伝わります。
ルイ15世とルイ16世の時代は、大きな改造はほとんど行われませんでした。ルイ16世のころに、イギリス式の庭に作り替える試みもありましたが、地形のため定着せず、フランス式に植え直されたとされます。1999年12月の暴風では庭園が約1万本の木を失い、その後の再整備で植え替えられました。庭園には、現在も年間600万人以上が訪れるとされます。
| 場所 | ひとこと |
|---|---|
| 水の花壇 | 宮殿のすぐ下のテラス。2つの大きな池に、フランスの大河を表すブロンズ像 |
| ラトーナの噴水 | アポロンの母を守る像。村人がカエルに変わる場面 |
| 緑の絨毯 | 芝生の大通り。1680年ごろに整えられた |
| アポロンの噴水 | 水面から昇る太陽神の戦車。庭園の中心の見せ場 |
| 大運河 | 庭園の東西軸をはるか先まで延ばす水路。ボート遊びの場だった |
| オランジュリー | オレンジの温室。冬は1,000本以上の木が入る |
| スイス人の池 | 1678年に掘られた大きな池。スイス衛兵が工事に携わった |
大運河は、幅約62m、長さは資料によって約1.5km(日本語版ウィキペディアでは1,800m)と記されています。1668年から1671年にかけて造られ、噴水の水を集める排水池の役割も兼ねました。のちに水はポンプで庭の上の貯水池に戻されました。1674年には、オランダから届いた帆船や、ヴェネツィアの元首から贈られたゴンドラとゴンドラ漕ぎを置く「プチット・ヴニーズ(小ヴェネツィア)」が造られました。
宮殿の最も近くにある水の花壇は、1684年にマンサールが造り替えたもので、フランスの主要な河川を表すブロンズ像が置かれています。その先に、ラトーナの噴水、緑の絨毯、アポロンの噴水、大運河の順に、一直線の景色が続きます。
ヴェルサイユは、もともと水に乏しい場所でした。近くの池や沼の水では、庭の噴水をまかなえず、ビエーヴル川をせき止めたり、ウール川から運河を引こうとしたりと、さまざまな試みがありました。いちばん大がかりだったのが、1681年に始まった「マルリーの機械」です。セーヌ川の水を、多くの水車と64のポンプで、約100mの高さの水道橋まで3段階で引き上げるしくみでした。
1685年に本格的に稼働しましたが、水漏れや故障のため、期待された水量の約半分しか届かなかったとされます。それでも、当時のフランスを訪れる人が、必ず見に行く名所でした。庭園の噴水が、毎日すべて動くわけではないのは、こうした水の事情が、今も背景にあるためです。
週末の例では、木立が9:00から19:00まで開き、音楽は10:00から流れます。ラトーナの噴水とアポロンの噴水がある大パースペクティブは、午前の10:30ごろと、午後の複数の時間帯に動きます。ネプチューンの噴水は、夕方の17:20に、歴史的な噴水の演出を見せる最終のショーがあります。
時間割は日によって異なります。当日の時間割は、公式サイトか入口の案内で確認してください。
ルイ14世が王家の休息のために1687年に建てた、ピンクの大理石の小宮殿です。
ルイ15世が1768年に建て、マリー・アントワネットが過ごしました。2階は段差があり、車いすでは上がれません。
1783〜85年に造られた、農家風の小さな集落です。池を囲んで藁ぶき屋根の家が並びます。
トリアノンの敷地は12時から開きます。パスポート券か、トリアノン券(15ユーロ)で入れます。日本のファンに人気の高いプチ・トリアノンは、見学の時間を長めに取ってください。
| 場所 | 見どころ |
|---|---|
| グラン・トリアノン | 1687年に建てられた平屋の離宮。ナポレオンが整えた内装が残る |
| プチ・トリアノン | 1762〜68年建築の新古典主義。王妃の私室、鏡の仕掛けのある小部屋 |
| 愛の殿堂 | 1778年の小さな円形の神殿。庭の池のほとり |
| 王妃の劇場 | 1780年に造られた、王妃のための小さな劇場 |
| 王妃の村里 | 1783〜85年に造られた農家風の集落。農場でもあった |
グラン・トリアノンは、20世紀にド・ゴール大統領のもとで、北翼が大統領の公邸として使われたことでも知られます。プチ・トリアノンは、もともとルイ15世が、植物園のあった場所に造らせた離宮です。マリー・アントワネットは、ここでイギリス式やオリエント風の庭を造らせ、気心の知れた友人だけを招きました。
このほか、パスポート券で、週末や春から秋にかけて開く場所がいくつかあります。馬車ギャラリー、彫刻・モールディングのギャラリー、調香師の庭、ロイヤル・テニスコートなどです。開館日は限られるため、公式サイトの案内で、行く日に開いているかどうかを確認してください。
2026年10月時点では、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』にちなむ展覧会が、2026年9月22日から2027年1月24日までの予定で開かれています。パスポート券とトリアノン券で見られます。展示は入れ替わるため、行く時期の内容は公式サイトで確認してください。
宮殿だけなら半日で足りますが、庭園とトリアノンまでを見るなら、1日を空けるのが公式の勧めです。冬は日が短く、庭園が18:00に閉まるため、トリアノンを優先する回り方になります。
宮殿からトリアノンまでは、歩くと約30分です。大運河の端まではさらに距離があります。園内には、約20分で宮殿とトリアノンを結ぶ小さな列車や、電気自動車の貸出し、自転車の貸出し、大運河のボートがあります。高シーズンには、宮殿と駅、トリアノンを結ぶ巡回バスも走ります。
料金は季節と時期によって異なります。ここでは金額を載せていません。行く日の公式サイトと、現地の案内を見てください。
庭園は屋外のため、雨の日は歩きにくくなります。傘と、足元が濡れても大丈夫な靴を用意してください。冬は噴水ショーがなく、庭園は無料になるものの、木立の一部が閉まります。
はい。庭園と公園は、宮殿が休みの月曜も開いています。
4月から10月の主に土日で、火〜金にはミュジカル・ガーデンがあります。日程は毎年公式サイトで確認してください。
低シーズンは無料です。高シーズンのショーの日は有料で、パスポート券に含まれます。
12時からです。パスポート券かトリアノン券で入れます。